2026年8月27日、日本経済新聞からUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に関するワクワクするニュースが報じられました。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が大規模な拡張に乗り出すことが27日、わかった。2000億〜3000億円を投じるとみられる。大阪市などが所有する隣地6万平方メートルを活用し、新しいアトラクションを設ける。
一方、ユニバーサルスタジオジャパンは公式サイトで以下のような文章を出しています。
本日8月28日(金)の報道内容について
本日、日本経済新聞において、当社パーク拡張の報道がなされておりますが、当社が発表したものではありません。
当社からお知らせすべき事項が生じた場合には、適切なタイミングでご案内いたします。今後も、ゲストの皆さまにこれまで以上の感動と興奮をお届けできますよう、魅力あるパークづくりに努めてまいります。

まったく火のない所から出た情報なのか、どこかから情報が漏れたのかリークがあったのか、まったく分かりません。
しかし、USJ北側の隣接地である「日本製鉄大阪製造所」が閉鎖されるニュースが出た時、この土地をUSJが使わない手はないと、多くの人が感じたはずです。
さらに言いますと、大阪市の横山英幸市長が、日本経済新聞の報道に対し、Xに以下のような投稿をしています。

大阪市側の対応につき現時点でまだお伝えかないませんが、来週9/3市長定例会見で発信予定です
後を追うように、今度は大阪府の吉村知事が以下のようなコメントを出しています。
ユニバーサルスタジオジャパンについて「拡張する意向だということ聞いていた。歓迎です」

この流れを見ると、正式発表は2026年9月3日となっていた。
しかし、日本経済新聞にすっぱ抜かれたことにより、知事と市長がこのような声明を出した。
こう見るのが自然でしょう。
真偽のほどは分かりませんが、今回報じられたパーク拡張ニュースの現状と、USJが「日本製鉄大阪製造所」跡地を利用するという前提で、北側隣地6万平方メートルのロケーション、そして今後期待される新エリアのテーマやベイエリア全体の展望について、ワタシなりの視点で書いてみます。
USJの広さとディズニーランド・シーとの比較
日本経済新聞の記事の内容は、USJがパークに隣接する北側の土地(約6万平方メートル)を活用し、パークの敷地を拡張する方向で検討を進めているというものです。
ちなみに、現状のUSJの敷地は約54万平方メートル(約54ヘクタール)ということです。
新たな敷地が増えると約60万平方メートル(60ヘクタール)の広さに拡張され、パークの広さが約10%広くなることになります。
参考までに書いておきますと
ディズニーランド : 51万平方メートル(51ヘクタール)
ディズニーシー : 61万平方メートル(61ヘクタール)
ということなので、ディズニーシーと同規模の広さになりますね。
新たな敷地への投資額・事業資金は?
2001年のUSJ開業当時の事業費は1700億とも1800億円とも言われています。
2014年に開業した「ハリー・ポッターエリア」の事業費は約300億円。
2021年に開業したスーパー・ニンテンドー・ワールド」の事業費は約600億円。
USJ開業から25年経ち、物価が上がっています。
しかし、それを踏まえても、今回の2000億~3000億という額がいかに大きいかわかってもらえるかと思います。
限られた敷地に悩まされながらも工夫を重ねて進化してきたUSJの歴史を考えると、この規模の土地拡張は、大きな転換点と言えるかもしれません。
北側隣地6万平方メートルとはどこなのか?既存エリアとの位置関係
まず、今回のニュースで取り沙汰されている「隣地6万平方メートル」が具体的にパークのどのあたりに位置するのかについて整理しておきます。
ニュース報道や周辺の都市計画、公的な地図情報を照らし合わせると、この土地はUSJの北側に位置する「日本製鉄大阪製造所」の跡地の一部と見て間違いなさそうです。
下の写真はグーグールマップを切り取ったもので、ピンクで網掛けしたところが現状の敷地です。

そして、黄色で網掛けしたところが新たに増えるとされている敷地です。
この敷地は、現在USJで大人気となっている以下の2つのエリア、およびオフィシャル駐車場と目と鼻の先で隣接しています↓
- 1. スーパー・ニンテンドー・ワールド(ドンキーコング・カントリー含む)
- 2. ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター

USJは開業以来、周囲を港湾施設や道路、工場などに囲まれていて、敷地の拡張には物理的制約が付きまとっていました。
ハリー・ポッターエリアやスーパー・ニンテンドー・ワールドを建設する際も、かつての駐車場やバックステージを工面し、ニンテンドーワールドについては建物を立体化させ、空間利用を実現してきた経緯があります。
それが今回、北側に6万平方メートルというまとまった土地が増えるとなれば、これまでの「限られた敷地をいかに繰り回すか」という設計思想ではなく、まったく新しいスケールでのエリア展開が可能になります。
新エリアが誕生するとすれば世界最強IP「ポケモン」?
もし仮に、この拡張用地に新しいテーマエリアが作られるとすれば、一体どのようなテーマになるのか?これはファンならずとも気になるところですよね。
ワタシが一番に思い浮かべたのは世界的な人気を誇るコンテンツ「ポケットモンスター(ポケモン)」の常設専用エリアです。
USJと株式会社ポケモンは、すでに戦略的提携を発表しており、デイタイムパレード「NO LIMIT! パレード」でのピカチュウやマリオたちの共演、ハロウィーン期間中のDJピカチュウ&DJゲンガーのショーなど、様々な形でコラボレーションを成功させてきました。
しかし、ニューヨークエリアで進行中のリニューアル作業は、ポケモンになる可能性が高い。
となると、他のIP、もしくはユニバーサルスタジオらしい映画をモチーフとしたエリアやアトラクションということも考えられます。
拡張部分以外の駐車場も気になる
改めて今回の拡張部分について地図で確認してみましょう。

ピンクで網掛けした部分が拡張部分です。
実はこの他に、現状、資材置き場のような形で使われている部分があるんです。
それが、先ほども貼ったマップで、緑で示した駐車場の部分です。

ウォーターワールドのシアター横に位置していて、他のエリアからの移動が短くて済みます。
となると、拡張部分に駐車場や資材置き場を移動し、ここも何かしらのエリアとして使う可能性があります。
ただ、長年資材置き場として使ってきたことで、工事の流れが出来上がっている可能性があったり、そもそも広い土地ではないため、必ず使われるとは言い切れません。
懸念されるのは入場口から遠い事
広くなるといっても懸念材料もないとは言えません。
その一つは、入場ゲートから遠いことです。
そもそも、新たな敷地を使う前提で現状のエリアが作られていないため仕方がありません。
どのようにゲストが動く導線を作るのかなど、課題はあるでしょう。
となると、今の立体駐車場を潰して新たに広がるエリアへ移動させ、駐車場の奥も使い新エリアを作る。
こう考えることもできます。
例えばこんな感じに↓

このように配置すると、ウォーターワールドに隣接していて新エリアへのアクセスが良さそうに思うんですよね。
此花臨港緑地や夢洲IRと連動した「ベイエリア一体」としての未来展望
今回のパーク拡張は、USJ単体の魅力アップにとどまらず、大阪・此花区のベイエリア全体の開発という大きな文脈の中でも非常に重要な意味を持っています。
現在、USJが所在する此花区では「此花西部臨港緑地エリア水辺賑わいづくり」などの水辺空間を活用したまちづくり計画が進められています。
さらに隣接する夢洲では、将来的なIR(統合型リゾート)の開業に向けた大規模なインフラ整備と建築が進んでいます。
これまでUSJは「パークのゲートをくぐったら完結するテーマパーク」として存在していましたが、今後は水辺の緑地空間や隣接エリアとの回遊性、夢洲IRをはじめとする周辺観光拠点とのアクセス強化が進むことで、ベイエリア全体が巨大な国際観光ゾーンへと進化していく未来が見えてきます。
北側の土地が開放され、水辺や緑地との調和が図られることで、パークの景観や滞在体験そのものがより開放的で魅力的なものへと変化していくのかもしれませんね。
今後の展開予想とまとめ
日経新聞による報道を受け、SNS等でも早くも様々な予想や期待の声が広がっています。
今後、どのようなスケジュールで計画が具体化していくのか、実際に工事や準備が始まるのはいつ頃になるのか、気になるポイントは尽きません。
USJ公式からの正式なプレスリリースが出るのは9月3日としても、新エリアの詳細が発表されるまでには、まだ時間がかかるでしょう。
これからの変化と新たな挑戦をじっくり見守っていきたいと思います。



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